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慶応義塾大学 教育経済学者:中室牧子によると

●東大に子供を入れた親の教育法をマネしても東大には受からない

子供を全員東大にレた母親の話や

低い偏差値から偏差値の高い大学に入れた教育者の本は、よく売れている

しかし成功した母親と同じことをしても

必ずしも子供も成功させられる訳ではない

子供の能力、親の取り組み、運など

受験の合否を左右する要因を無視して

勉強法だけマネしても全ての人が、同じ結果になるはずがない

あくまで本になるようなネタは、稀有な体験でしかない

マネしても ほとんどの人は失敗する

 

●読書をすれば学力が上がる、とは言い切れない

子供を全員東大にレた母親の話の中で、

子供の頃から本を与えて読書していたことが

学力向上につながった、と書かれていると

読書と学力に因果関係があると勘違いしてしまう

読書と学力が同時に起こってはいるが、

原因と結果が明らかでない場合、相関関係と呼ぶ

読書をしたから学力が向上したのではなく

学力が高い子が本を読んでいるだけ、という可能性がある

その場合、読書をさせても学力は上がらない

 

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●ゲーム時間を減らしても勉強時間は増えない

・テレビゲームをする時間と国語の平均正答率(小学生)

ゲームをしない:71.0% ゲームを1時間未満する:70.3%

ゲーム時間を減らしても勉強時間は増えない、というデータもある

 

●2時間以上ゲームをすると成績が下がる

1日のゲーム時間が2時間を超えてくると

61.6%と平均正答率が減少する

時間を区切ってやれるかという自己管理能力があれば問題ない

 

林修によると、僕の時代にはゲームが無かった

その代わりに麻雀をやりまくった

肯定否定はあると思うが、麻雀が人生に凄く役に立ったんです

理屈では語れない物事の流れ、

ここは我慢だ、ここは勝負だ、この勝負勘は麻雀で培われた

 

実際、ゲームをやっている子は増えている

その一方で読んでいる本の量は、減っている

優秀な生徒は、やっぱり本を読んでいる

有限の時間を配分しなければいけない時期に、

勉強の時間はある程度確保できたとしても

読書の時間を削るんじゃないのかな?

僕は読書から得たモノが大きいという思いがあるので

「もったいない」という思いで見ている

 

●親が本を読んでいる姿を見せると子供はマネして読む

新潟大学と一橋大学の共同研究

中学のテストで成績が良かった子と

良くなかった子の違いを調べると

家に本が多いかどうかが決定的な要因

・中学2年生 理科の平均点

家にある本が、200冊以上:590.4点

家にある本が、200冊以下:550.9点

「僕は同じ本を何回も読む。その方がより完璧に1冊が頭に入る」

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国語専科教室:工藤順一

「本を読んでいない子は、話の本質が分からない」

小・中・高校生が通学

受験勉強なしで開成・麻布など超難関中学に続々合格させる

国語で思考力を最大限引き出す

 

●4コマ漫画「コボちゃん」の状況を200文字に要約する練習

4コマ漫画は、最初の作文練習に1番適切な教材

コボちゃんはただの絵、それを言語に処理する

コボちゃん作文をきっかけに子供たちは読書好きになるという

 

●本の乱読は、年間200冊

それだけで国語の成績がアップする

目指すのは、自分の主張、意見を言えること

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