Q:子供がウソをついた時、どのように叱ればいいのか?
またウソをつかせないように教育するにはどうすればいいのか?
脳科学おばあちゃん:久保田カヨ子によると
「そういう時は(ウソを)つかせてやって下さい。ウソを見抜いといてやりなさい。見抜いてやってもほっとけっちゅうこと。その代わりねぇ、そのウソを信じてやるフリしといてね。じっと耐えて「これぞ」って思うときに手強い反抗をしたらいいのよ」
子供のウソにだまされたフリをして
ここぞ という時に徹底的に追求せよ
かつてカヨ子の財布から1万円が無くなった。
「お母ちゃんの1万円知れへん?」「知らんわ!」
当時小学生だった息子の仕業だと分かっていたが、
しばらくそのまま、放っておいた。
息子が給食費をもらいにカヨ子の元へ来た時に、
カヨ子はこう言った。
「お前、自分で払うとけや、金ようけ持っとるやろ」
「何なら両替ぐらいはしてやってもええで」
すぐにウソを指摘するのではなく子供のウソに乗り、
その矛盾点を突いていく。
すると子供は何とか整合性をはかろうと
必死に理屈を頭の中で並べ立てる。
これが前頭連合野のトレーニングに効果があるという。
将来世の中で必要な「方便的なウソ」のさじ加減も学んでいけるという。
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