林修」カテゴリーアーカイブ

●親と神経衰弱する子が東大合格する

プレジデントの記者が、東大医学部に通う子の母親に

「どんな幼児教育をしたんですか?」と取材したところ、

トランプの神経衰弱の回答が多かった

 

林修によると、小学校に入るまでにしっかり遊ぶことが大切

例えば、ウルトラマンが大好きな子のために、

ウルトラマンのカードを作り、子供と一緒に神経衰弱に使ったという

その子がやりたいと思う遊びに親がどう付き合うか?

 

脳科学の研究では、大人の約8割程度までの神経機能が

6歳までに発達すると言われている

集中力や思考力の基礎も6歳までにある程度発達する

●子供の能力を培っていくために親は一生懸命協力しなくてはいけない

 

●一緒に遊ぶ時間を習慣化する

例えば夕食後2時間と決めて親が子供とトコトン遊びに付き合う

子供はしつこい

そこで2時間も付き合えば、子供に集中力のある姿を見せられる

遊びを習慣づけした後に、

それまでは遊びをしていた時間を学習の時間にスライドさせる

 

親が根気よく付き合わないで子供に集中力ある子になるのは無理がある

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英語を話せる親ほど幼児期の英語教育に否定的

幼時から英語教育をさせる親は、英語ができない人が多い

 

林修によると、語学はアプリ

アプリを動かすスペックを上げておけばアプリが簡単に入る頭になる

 

言語には、思考の言語と伝達の言語がある

思考まで英語で行うわけではない

日本語で考えたものを話すとすれば、

思考がしっかりしていなければ伝達ができない

 

英語を話すことが目的か?英語で話すことが目的か?

英語で話すのであれば、大切なのは内容

英語を話すだけであれば通訳

通訳は、AIで代行できる時代がすぐ目の前

 

幼児期に英語で話せる思考力を培っておけば英語というアプリは入る

幼児期という限られた期間内で英語教育の優先順位は低い

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林修によると優秀な生徒ほど自分流のノートの取り方を確立している

例えば、数学や現代文の問題を解いたときに、

できなかった問題をピックアップし

1、なぜ できなかったか?

2、どうできるようになったか?

3、問題から何を得たか?

をエクセルで整理して、それを自分の復習ノートにしていた生徒がいた

 

灘中の生徒は、左に板書、右に先生の雑談を書き留めている

 

林は数学と物理を除くと、問題集を解いてことがない

教科書、参考書を自分の論理と言葉でまとめ直し、

自分の教科書を作っていた

他人の作った言葉は、頭に入りにくかった

与えられた情報が一番入りやすかったのは、自分のまとめノートだった

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25年 予備校講師を続ける林修が、東大に受かった親に聞いた2つの共通点

 

1、情報と人間とを上手く遮断する

現代社会は情報に満ち溢れている

収集も大事だが、あまりにも情報を収取すると踊らされてしまう

林は、それをロバの親子症候群と名付ける

良い情報を取り入れて、それ以外の情報を遮断した方が良い

教育に全ての人が当てはまるパターンは無い

自分と子供に当てはまる教育法を必死で考えること

 

●他人が上手くいった教育法をそのままやっても上手くいくわけがない

 

2、子供に「勉強しなさい」は禁句

勉強をしなかった子供でも、

何か好きなことに打ち込んだ経験のある子供は、

勉強に切り替えた時にわりとスムーズに移行できる

何でも中途半端になってしまうと何やっても飽きっぽい、一番まずい状況になる

 

●子供が何か打ち込んでいるモノを辞めさせて勉強させるのが、最もまずい

自分でやり遂げた達成感は、無理矢理勉強やらせるよりもはるかに効果がある

 

林修によると

●早期の英語教育は反対

言語は、思考の言語と伝達の言語に分けられる

思考の言語(日本語)が身につけていないのに

伝達の言語(英語など)を入れると両方中途半端になる

しかしリスニングのメリットは否定できない

やる以上は、信念を持って行ってほしい

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慶応義塾大学 教育経済学者:中室牧子による

●45000人のデータ研究から導き出した子供の学力が上がる簡単な行動

子供の勉強意欲を無くす行動で一番言ってはダメなのは、

 

●親が「勉強しなさい」と言うと勉強時間が減少する

15年にわたる追跡調査のデータを使って小学生の低学年を対象に

親野関わり方と学習時間を増加させる効果を調査

1、「勉強した?」と勉強したか確認している

2、勉強を横について見ている

3、時間を決めて守らせている

4、「勉強しなさい」と勉強するように言っている

 

この4つの関わり方の内、最も勉強時間を伸ばす効果があったのは、

1位、勉強する時間を決めて守らせる

2位、勉強したか確認している

3位、勉強を見ている

勉強する時間が減少したのが、勉強しなさいと言うだった

 

親が見ていなかったとしても勉強を習慣化させるためには、

親が自分の時間を犠牲にするような関わり方が必要

 

林修は、親に「勉強しなさい」と言われることが、

どういう影響を持つのか調査している

優秀な東大生には、必ず聞く

「親に勉強しなさい」と言われたことある?」と聞いて

YESという答えは、1回も返ってきたことがない

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目標は、しっかり立てておく

出来た⇔出来なかった の縦軸と

やろうとした⇔やるつもりはなかった の横軸で表を作る

 

1、やろうとして出来たこと(例:何かを本を読む)を記録する

 

2、やろうとして出来なかったことを人は記録したがらない

やろうとして出来なかったことは、すごく重要

 

林は大学時代から、読もうとして読まなかった本を記録し始めた

やろうとして出来なかったことの中に大事なことがたくさんある

記録しておけば、後から見た時に、

あの時 この本を読みたかった自分と出会うことができる

今は時間があるから読んでみようか、と

それを忘れないためには、記録して過去の自分を整理していく

 

3、やるつもりもないしできなかったことは、記録する必要が無い

 

4、特にやりたくもなかったのにやったら出来たこと を記録

例えば、友人に釣りに連れて行かれて やったてみたら、

「お前上手いな」「お前向いてるよ」と

自分は気付かなかったから、やらなかったが、やってみたら出来たこと

本人は、軽く流してしまいがちだが、

もしかしたら そこに適性があるかもしれない

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●林修の簡単に上手に書ける読書感想文

現実認識による事実認識と価値判断から構成される

 

例えば、冷蔵庫の中にビールが6本ある、は事実認識

それに対して、どういう価値判断をするか?によって大きく分かれる

冷蔵庫の中にビールが6本ある、

林先生だったら、すぐに買いに行かなくちゃと判断する

これが価値判断

価値判断には、理由づけが可能

僕は毎日3本飲むから、もう買いに行く

私は1週間に1本しか飲まないから、まだ買う必要がない

 

1、本の気になった一文を書く→事実認識

 

2、それに対して、どう思ったのかを書く→価値判断

「すごく素敵だ」とか「ここが気に入った」など

いろんな価値判断ができる

 

3、なぜ そう思ったのか?を書く→理由づけ

 

4、そして1~3までを1セットとして

似た状況で比較する→類比 もしくは反対の状況で比較する→対比

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●ゲーム時間を減らしても勉強時間は増えない

・テレビゲームをする時間と国語の平均正答率(小学生)

ゲームをしない:71.0% ゲームを1時間未満する:70.3%

ゲーム時間を減らしても勉強時間は増えない、というデータもある

 

●2時間以上ゲームをすると成績が下がる

1日のゲーム時間が2時間を超えてくると

61.6%と平均正答率が減少する

時間を区切ってやれるかという自己管理能力があれば問題ない

 

林修によると、僕の時代にはゲームが無かった

その代わりに麻雀をやりまくった

肯定否定はあると思うが、麻雀が人生に凄く役に立ったんです

理屈では語れない物事の流れ、

ここは我慢だ、ここは勝負だ、この勝負勘は麻雀で培われた

 

実際、ゲームをやっている子は増えている

その一方で読んでいる本の量は、減っている

優秀な生徒は、やっぱり本を読んでいる

有限の時間を配分しなければいけない時期に、

勉強の時間はある程度確保できたとしても

読書の時間を削るんじゃないのかな?

僕は読書から得たモノが大きいという思いがあるので

「もったいない」という思いで見ている

 

●親が本を読んでいる姿を見せると子供はマネして読む

新潟大学と一橋大学の共同研究

中学のテストで成績が良かった子と

良くなかった子の違いを調べると

家に本が多いかどうかが決定的な要因

・中学2年生 理科の平均点

家にある本が、200冊以上:590.4点

家にある本が、200冊以下:550.9点

「僕は同じ本を何回も読む。その方がより完璧に1冊が頭に入る」

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林修によると、勉強以外に集中しても受験に間に合う

 

高校受験で部活を途中で辞めた子と、

最後までやり切った子を比べると

●部活を最後までやった子の方が合格率が高い

 

自分はやりたいのに、親の勧めで途中で部活を辞めさせると

勉強するテンションが上がらずに集中できない

 

結果的には中途半端になるケースをたくさん見てきた

 

部活を最後までやり切った子は、

やった達成感があるため切り替えて勉強に集中できる 運動部を集中してやると体力がつくので追い込みも利きやすくなる

「やりたくてやっているんだったら、僕だったら止めないですね」

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●難関大学に入るには何歳が分岐点なのか?

林修によると、本人の努力次第なので何歳でもというが正しいが、

5、6歳までに基礎を作っておけば大学受験が非常に楽になる

アメリカのデータでは、教育投資の効果が高いのは、小さい時

最近のデータは、こんなのばっかり

中学校、高校になってから塾や予備校に行くよりも、

効率を考えると小さい時に鍛えてあげた方が、

圧倒的にリターンは大きい

 

●5歳までに基礎を作りあげる

1、発語→子供がたくさんお喋りすること

2、頭で考える

3、パズルでたくさん遊ぶ→スマホやゲームにやらない

4、読み書き

5、自然に触れる

これによって脳のスペックができる

最も基本的な、たくさん話す、本を読む、をすること

3~5歳は人間の脳は、すごいスピードで発達する

そこで良い刺激をたくさん与えてあげると後から楽になる

 

●東大生が最も勉強した時期は?

一番勉強したのはいつ?と聞くと、

結構 中学受験と答える学生が多い

大学受験のときではない

小さい頃に基礎を作り、しっかり勉強して

中学受験をした人が東大には多い

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